2019.05.27 Monday 12:18

第15回 彩の国秩父俳句大会

去る5月25日(土)、第15回彩の国秩父俳句大会が行われました。
事前の兼題句は昨年を上回る540句、当日も70名あまりの参加を得て
なごやかで充実した大会となりました。

前半は、高校生時代「石田波郷新人賞」を受賞して以来、

2018年に第9回田中裕明賞、2019年・星野立子新人賞を受賞、

「銀化」「玉藻」「群青」所属の小野あらた氏を講師にお迎えし、

兼題句のご講評をいただきました。

「俳句甲子園」優勝経歴の氏らしく、端的で明快、

かつお人柄の表れる柔らかな選評に

一同あたたかい気持ちで聴き入っていました。

 

ご講評中の小野あらた先生


後半の当日席題での1句句会では、

選者の先生全員より特選句の選評を頂きました。

 

お天気に恵まれ、気温はやや高めながらも心地好い風と、

秩父神社の緑に包まれ、俳句三昧の贅沢な一日となりました。

左より

山十生「紫」主宰

来賓の俳句界編集長 河内静魚様

秩父市市民部次長 松本直子様

 

 

兼題の部 入賞者

埼玉県知事賞 
しゃぼん玉消えなかったらどうしよう 高橋姜子

埼玉県教育委員会教育長賞 
学校の樹になりきっている桜     小山敏男

埼玉県芸術文化祭実行委員会会長賞 
茂吉忌やくはえてほぐす筆の先    若林水翁

埼玉県芸術文化祭実行委員会奨励賞
知恵の輪の不意にはずれし遅日かな  内野義悠

埼玉県芸術文化祭実行委員会奨励賞
神名備の山を拝して田水張る     一瀬正子


埼玉県芸術文化祭実行委員会奨励賞
風鈴のよく鳴り婚のととのひぬ    村田軍司

埼玉県文化団体連合会会長賞
大空をぐらりと揺らし竹を伐る    水村和子

秩父市長賞
ジーパンの穴から春の膝小僧     永島武彦

秩父市教育委員会教育長賞
出合うという動詞あたたかメロンパン 白石みずき

秩父観光協会会長賞
片耳づつ分けるイヤホン春休み    堀杏子

 

 

会場の様子

席題の部 (題「中」)

秩父市長賞
田仕事の真っ只中へ帰省せり   小山敏男

秩父市教育長賞
田水張る光の中を登校児     前原元一郎


秩父観光協会会長賞
バラ咲かせ中途半端に生きてます 福島ときみ

 

 

 

 

 

 

 


2019.05.24 Friday 12:16

俳句スパイスインターネット句会

俳句スパイスインターネット句会 5月 結果

 

兼題 「鯉幟」

 

数字は得点

*はそのうちの特選の数

 

1 薫風の少し入った封書かな マヨマヨネーズ 4*

2 風を待ちただ気を付けの鯉のぼり すみれ

3 風のない時は無口な鯉のぼり Rin

4 戦争も喧嘩も知らぬ鯉幟 蘭丸 3

5 緑蔭に置く椅子だから白く塗る 人見 1

 

6 始まりは落ちたハンカチ拾っただけ すみれ

7 鯉幟余白埋めたる深空かな 玉子 1

8 あやめ咲く毛筆書きの令和かな 蘭丸

9 風薫る急須でお茶を飲む暮らし 人見

10  薫風やピタリとあたる待ち合わせ マヨマヨネーズ 1

 

11  一昨日の朝何食べた鯉幟 Rin 1

12  薫風に酔ひし旅人夢の中 はるくん

13  雷鳴を合図に地獄の蓋があく すみれ 2

14  緑濃し風も生まれる七つ井戸 人見 2

15  古時計踏み出す一歩五月富士 玉子

 

16  一本の青葉無数の風を生む 蘭丸 1

17  鯉のぼり働く場所がない田舎 Rin

18  薫風は一色でないこと確か マヨマヨネーズ 4*

19  旅先の変身愉しサングラス すみれ

20  夏近し虹を呼び込むクリスタル 人見 1

 

21  日本の風は美味いか鯉幟 はるくん 1

22  思い出はみんな優しい夏つばめ 蘭丸 2**

23  尼寺の秘め事匂ふ牡丹かな 玉子 2 *

24  懲りないといふは取り柄ぞ鯉幟 Rin 2*

25  月の出を整えておる薫風だ マヨマヨネーズ 1

 

26  谷風に集まってくる鯉のぼり 人見

27  薫風の力を倍にする鏡 マヨマヨネーズ 1

28  今だから解ることある著莪の花 玉子 2

29  薫風や横書きの文字ネット句会 すみれ 1

30  空があり地面がありぬ鯉のぼり Rin

31  夏来る海が地球となるために 蘭丸 2*

 

 

次回締切 6月13日(木)

作品発表 6月17日(月)予定

 

選句締切 6月19日(水)

結果発表   6月21日(金)予定

 

兼題  「つい」

 

作品  5句以内(通常作品のみも可)

どなたでもお気軽に作品をお寄せください。

たくさんのご参加お待ちしています。

 

作品の送り先:contact@haiku-murasaki.jp


2019.05.22 Wednesday 12:11

俳句ライフ

俳句ライフ

FM Kawaguchi で

紫主宰・山十生の「俳句ライフ」放送中です。


5月22日放送分より(表記は俳句スパイスによる)

 

今週の十生一句

ちと病んで二階から見る桜かな マヨマヨネーズ

 

*4月から村重美加さんに加えて

 渥美佳代子さんが加わりました。

 

FM Kawaguchi  85.6 MHz

 

放送時間 水曜日 午前9時〜9時20分 

再放送  水曜日 午後7時〜7時20分 ←今日の夜です!!

(インターネットでも聴けます)

 

*番組ではみなさんからの作品募集中です。

 兼題 「薫風」「汗」「ところてん・心太」

 当季雑詠、自由題もOKです

 

 山主宰の選評は作句の上でも大変勉強になりますよ!

 ぜひチャレンジしてみて下さい。

 

投句は FM Kawaguchi(FM川口)「俳句ライフ」宛

メール pg@fm856.co.jp 

郵送  〒332-0006 川口市末広1−11−2

FAX  048(222)0857

 

FM KAWAGUCHI logo

 


2019.05.20 Monday 12:13

俳句スパイスインターネット句会

俳句スパイスインターネット句会 5月 

 

兼題 「 鯉幟 」

5句選で、うち特選一句お願いします。

締切 5月22日(水)

 

選句は「コメント」欄へ

選評・感想・質問・意見など、ぜひご自由にお書き下さい。

 

結果発表:5月24日(金)予定

 

 

1 薫風の少し入った封書かな

2 風を待ちただ気を付けの鯉のぼり

3 風のない時は無口な鯉のぼり

4 戦争も喧嘩も知らぬ鯉幟

5 緑蔭に置く椅子だから白く塗る

 

6 始まりは落ちたハンカチ拾っただけ

7 鯉幟余白埋めたる深空かな

8 あやめ咲く毛筆書きの令和かな

9 風薫る急須でお茶を飲む暮らし

10  薫風やピタリとあたる待ち合わせ

 

11  一昨日の朝何食べた鯉幟

12  薫風に酔ひし旅人夢の中

13  雷鳴を合図に地獄の蓋があく

14  緑濃し風も生まれる七つ井戸

15  古時計踏み出す一歩五月富士

 

16  一本の青葉無数の風を生む

17  鯉のぼり働く場所がない田舎

18  薫風は一色でないこと確か

19  旅先の変身愉しサングラス

20  夏近し虹を呼び込むクリスタル

 

21  日本の風は美味いか鯉幟

22  思い出はみんな優しい夏つばめ

23  尼寺の秘め事匂ふ牡丹かな

24  懲りないといふは取り柄ぞ鯉幟

25  月の出を整えておる薫風だ

 

26  谷風に集まってくる鯉のぼり

27  薫風の力を倍にする鏡

28  今だから解ることある著莪の花

29  薫風や横書きの文字ネット句会

30  空があり地面がありぬ鯉のぼり

31  夏来る海が地球となるために


2019.05.17 Friday 12:12

紫さいたま句会

紫さいたま句会

 

「紫」の二つある本部例会のうちのひとつ。 
毎月第二土曜日、武蔵浦和コミュニティーセンター
(JR埼京線武蔵浦和駅西口徒歩二分)で
午後1時から4時30分に開催しています。
各自自由題で3句出句・8句選。会費1,000円。

 

次回は6月8日(土)です。

 

山十生主宰作品

逃水の国家の祭祀仕る


山崎十生主宰選

天 遠雷や湖底の家の平面図        加津子  
地 廃校の百葉箱に雨蛙          友光
人 神木を遠くに見つつ薫る風       伯子
 

秀逸

  青嵐獣蔵してゐたりけり        智恵

  ライバルの減ってしまった鯉幟     澄子

  手応への程よき距離や夕端居      壽賀子

 

渡辺まさる編集長 

天 裏返る微かな訛花は葉に        幸彦

地 飛魚は雲に乗るため空へ翔ぶ      幸彦

 

鈴木紀子参与選

天 アネモネや昨日と今日の差の五ミリ   晴美

地 木下闇尾鰭をつけてから這入る     加津子

 

(さいたま句会 2018.5.11)

 

 

 


2019.05.15 Wednesday 12:10

俳句ライフ

俳句ライフ

FM Kawaguchi で

紫主宰・山十生の「俳句ライフ」放送中です。


5月15日放送分より(表記は俳句スパイスによる)

 

今週の十生一句

薫風を蒐めつ駅舎までを徒歩 エンゼルパイ

 

*4月から村重美加さんに加えて

 渥美佳代子さんが加わりました。

 

FM Kawaguchi  85.6 MHz

 

放送時間 水曜日 午前9時〜9時20分 

再放送  水曜日 午後7時〜7時20分 ←今日の夜です!!

(インターネットでも聴けます)

 

*番組ではみなさんからの作品募集中です。

 兼題 「薫風」「汗」「ところてん・心太」

 当季雑詠、自由題もOKです

 

 山主宰の選評は作句の上でも大変勉強になりますよ!

 ぜひチャレンジしてみて下さい。

 

投句は FM Kawaguchi(FM川口)「俳句ライフ」宛

メール pg@fm856.co.jp 

郵送  〒332-0006 川口市末広1−11−2

FAX  048(222)0857

 

FM KAWAGUCHI logo

 


2019.05.13 Monday 11:55

第15回彩の国秩父俳句大会のお知らせ

第15回彩の国秩父俳句大会

 

来たる、5月25日(土)は第15回彩の国秩父俳句大会です。

新緑の美しい秩父で、俳句と親しむ一日を過ごすのはいかがですか。

 

本年は石田波郷新人賞や田中裕明賞を受賞された

期待の若手俳人・小野あらた先生に講評をお願いしています。

 

本大会は、埼玉県を代表する観光地で、

祭りと神の郷でもある「秩父」に集い、俳句を作り、楽しむと共に、

交流を深める俳句大会です。どなたでもご参加頂けます。

どうぞお気軽においでください。

たくさんのご参加をお待ちしています。

*埼玉県芸術文化祭2019協賛事業

 

 

日時   令和元年5月25日(土)

     受付 10時30分

     開会  1時 、閉会 4時(予定)

 

 

会場   秩父神社参集殿(秩父市番場町1−1)

     電話0494−22−0262

     秩父鉄道秩父駅下車徒歩3分

     西武鉄道西武秩父駅徒歩10分

 

 

会費   千円

 

 

兼題講評   小野あらた氏(「銀化」「群青」「玉藻」)

 

 

当日席題   出題1句 12時締切

 

 

入賞     秩父市長賞ほか20位くらいまで

 

 

主催     第15回彩の国秩父俳句大会実行委員会・紫の会

 

 

*当日は軽食をご用意致します。

 出席される方は事前にご連絡頂けると幸いです。

 

昨年の様子はこちら

 

 

昨年の入賞句から(席題「獣」)

栗の花獣育ててゐるところ    鳥海美智子
しなやかな獣となりぬ夜の新樹  渡辺智恵
新宿に獣道ありサングラス    長濱藤樹

 

 

出席連絡・お問合せ 紫の会

 

 

 

 

 

 

 


2019.05.10 Friday 11:54

紫川口句会

紫川口句会

「紫」の二つある本部例会のうちのひとつ。 
毎月第一日曜日、川口市立西公民館(JR川口駅西口・徒歩5分)で
午後1時から4時30分に開催しています。
各自自由題で3句出句・8句選。会費1,000円。
次回は6月2日(日)です。


山十生主宰作品

裏打ちはきっちり風の薫るなり


山崎十生主宰選

 

天 出目金の天下無双の泳ぎかな   壽賀子

地 水洗ふやうに苺を洗ひけり    智恵

人 あまりにも人間らしい葱坊主   壽子

 

秀逸

明易き槍も穂高も匂ひ立つ      壽子

エサをやる鳩がいません憲法記念日  邦子

夜の爪切らないように藤揺れる    成美

 

 

渡辺まさる編集長選  

 

天 歯車の狂ひだしたる麦の秋    壽賀子

地 誰も彼も背を向けて行く蟻の列  文子

 

 

鈴木紀子参与選

 

天 競り合ふは余所ごと我は蝸牛   都

地 チューリップ明るい水の重さかな 智恵

 

 

 

(川口句会 2018.5.5)

 

 

 

 

 

 


2019.05.08 Wednesday 11:52

俳句ライフ

俳句ライフ

FM Kawaguchi で

紫主宰・山十生の「俳句ライフ」放送中です。

(5月8日放送分より)

 

今回は特別バージョン、

4月18日(木)川口西公園での吟行会の模様が放送されました。

 

吟行会作品より・十生選

天 新緑で禊ぎ行脚となりしかな   千鶴

地 砂時計逆さに回し惜しむ春    美加

人 張り紙禁止の空ですしゃぼん玉  邦子

(表記は俳句スパイスによる)

 

同じ時間に同じ場所にいても、

見るもの・感じることは人それぞれ。

どの句もその場に居てこそでありながら、

説明に終わらない詩的な作品ばかりで、

吟行はいいなとあらためて感じる回でした。

こちら以外にもたくさんの作品と作品評が放送されています。

再放送がありますのでぜひお聞き下さい。

 

 

FM Kawaguchi   周波数 85.6 MHz

放送時間 水曜日 午前9時〜9時20分 

再放送  水曜日 午後7時〜7時20分 ←今日の夜です!!

(インターネットでも聴けます)

 

*番組ではみなさんからの作品募集中です。

 兼題 「薫風」「汗」「ところてん・心太」

 当季雑詠、自由題もOKです

 

 山主宰の選評は作句の上でも大変勉強になりますよ!

 ぜひチャレンジしてみて下さい。

 

投句は FM Kawaguchi(FM川口)「俳句ライフ」宛

メール pg@fm856.co.jp 

郵送  〒332-0006 川口市末広1−11−2

FAX  048(222)0857

 

FM KAWAGUCHI logo

 

 


2019.05.06 Monday 11:52

「紫」2019年5月号・2

「紫」2019年5月号

大道無門(「紫」5月号抄)    山崎十生 選・評
 

休んではいません犀の日向ぼこ   金子和美(山紫集) 

 草原を疾走している犀のイメージとは裏腹に、日向ぼこをしている

犀のゆったりとした感じとは対極的である。しかし、犀は、

くつろいでいるように見えても一所懸命に生きているのである。

何か、この犀は、人間の比喩なのかも知れない。作者自身であってもよい。

 

前向きに建設的に冴返る      永吉洋子(新星集)     

 

風花や私を選んでくれたこと     山根摩耶(山紫集)

 人間は、生まれてくるにも、自分の意志で生まれてくるのではない。

父親がいて、母親がいて、祖先がいて此の世の生を受けるのである。

又、別の視点では、結婚相手に対する感謝の心も考えられる。

はたまた、風花が人間に対して慰撫をしてくれることもある。

 

春風や耳はエロスの仮の宿      小田島洋子(山紫集)

 

待ち合わせバス停の名は氷柱です   石割ふじ子(山紫集)

 


               * * *

 

龍門集

春愁の顎です伊藤雄之助         渡辺まさる

明星と響きあふなり蕗の薹        森壽賀子 

 

無門集

捨てきれぬ五欲フラココ高く漕ぐ     大滝徳美

水音にほぐるる気配名草の芽       かみのみずほ

成り行きに任せるもよし蓬摘む      木村成美

息遣ひ聞こえてきさう凍る滝       斎藤久子

当然の報い葛湯に諭される        福井ちゑ子

薄氷の自由と孤独ありにけり       藤井とし子

むささびは飛んでいるのか落ちるのか   村木友光

如月や善きことふたつみっつある     山加津子

流るるも留まるも一人花の宿       依田壽子

念ずれば通ず通ずと滝凍る        渡辺智恵

雨水かなこの椅子だけが拠り所      浅野都

迫る山氷柱に青い息遣ひ         新井史子

 

 

山紫集

素性など知らぬがいいさ雪女       藤倉忍

約束をしない約束春の雪         藤井杏華

霜の夜の枕の深き窪みかな        松林杏子

白魚の背骨一本空の青          宮城留美子

あなた色わたし色咲く梅の花       本宮珠江

ガラス戸に己を写し日向ぼこ       池田惠

鳥雲に入る右耳は海の中         伊藤伯子

上げ潮の流れ誘う都鳥          小林多美子

奥の手を考えながら凍る滝        島村治子

親子でも本音は言へず露凝(こご)る     下田純子

素っ気なき一語糸遊の空仰ぐ       鈴木千鶴

潮風や街のほてりは吊るし雛       土田淳孝

枯れ尽くす葦原己が根を信ず       仁村俊子

 

 

(「紫」2019年5月号・NO.900号より)

 

 


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