2017.01.17 Tuesday 10:13

紫さいたま句会

 「紫」の二つある本部例会のうちのひとつ。 

毎月第二土曜日、武蔵浦和コミュニティーセンター

(JR埼京線武蔵浦和駅西口徒歩二分)で

午後1時から4時30分に開催しています。

各自自由題で3句出句・8句選。会費1,000円。

 

*次回は2月10日(金)の予定です

 

 

2017年1月14日、恒例の初句会が浦和コミュニティセンターで開かれました。

当日は合わせて第38回星雲賞授賞式も行われました。

出席者35名・欠席投句8名でした。

選句は一人5句。秀作揃いでしたので、皆さん選句は大変です。

真剣ながら和やかな盛会となりました。

今年一年間の皆様の御健康と御健吟をお祈り申し上げます。

 

 

主宰・副主宰作品

 

凍鶴の一本脚の息遣ひ            十生

初山河全能ならぬ神ぞ愛(は)し         波留美

答になっていない風花ではないか       紀子

      

 

山崎十生主宰選

 

天 表札は替えないつもり去年今年      珠江 

地 定位置を離すことない竜の玉       治子

人 鮟鱇ほどひらきなおって生きてやる    都詩      

 

 

若林波留美副主宰選

 

天 太陽にも寿命があると初日かな     葦

地 雲の声また聞いている雪女郎      晴美(F)

 

 

鈴木紀子参与選

 

天 風花は胎蔵界にまで及ぶ        徳美

地 冬木立影となるものみな無心      とし子

 

          (さいたま句会 2017.1.14)

 

2017発句会

当日の会場の様子 選句は真剣そのもの

 

2017発句会

星雲賞受賞の挨拶

 

2017発句会

主宰・副主宰・星雲受賞者

 

 

 


2017.01.13 Friday 10:12

紫川口句会

「紫」の二つある本部例会のうちのひとつ。 
毎月第一日曜日、川口市立西公民館(JR川口駅西口・徒歩5分)で
午後1時から4時30分に開催しています。
各自自由題で3句出句・8句選。会費1,000円。
次回は2月5日(日)です。

山崎十生主宰選

天 突んがっているけど柔らかい氷柱    邦子
地 気と体が噛み合ふ処こまつぶり     都
人 薬効に勝りし寝息冬深し        洋子  


若林波留美副主宰選

天 子供にはふしぎな力冬木の芽      みずほ
地 白菜の怺へに怺へたる歓喜       十生

 

 

鈴木紀子副主宰選

 

天 突んがっているけど柔らかい氷柱     邦子

地 いきいきと初日の奥に宿るもの      壽賀子


(川口句会 2017.1.8)

 

冬木の芽

 

 

 


2017.01.10 Tuesday 10:17

第38回星雲賞

 今年で38回目を数える星雲賞は、同人・会員の区別なく、

純粋に応募された作品15句の競詠による「紫」の俳句賞です。

今回は37編の応募がありました。

作品は事前にすべて清記し直されるため、

選考に臨む主宰・副主宰も選考会議が終わるまで

作者が明かされることはなく、公平厳正な審査がおこなわれます。

 

結果は以下の通りです。

 

星雲賞  「銀河」      西本明未

 

優秀賞  「そのいつか」   宮城留美子

 

第38回星雲賞受賞作品

「銀河」     西本明未

 

自転する海はこぼれず水中花

滴りやいのち澄ませているところ

夏帽子光の束を抱き留める

森の樹と深く交える蝉の息

秋の水すみずみ満ちる詩の余白

受胎する一粒を足す大銀河

産み月に月光掬う銀の匙

ふるさとの手紙の届く林檎の樹

地平線見とどけ秋思捨ててくる

座布団を返し花野に通される

秋の水掬えば消えていく指紋

月白に傷の指先から微熱

無花果の薄明りから微睡む眼

光ろうと石榴みずから割る力

生き上手銀河の端に座をとりて

 

石榴

 

 

 

 


2017.01.06 Friday 10:11

「紫」2017年1月号・2

大道無門(「紫」1月号抄)    山崎十生 選・評


短文の中の長文秋ともし         浅野都(無門集)


 

田中泯土方巽すすき原          渡辺まさる(龍門集)

 暗黒舞踏の代表的な土方巽、田中泯を韻律的な面で語順を変えて、

下五に〈すすき原〉を据えてすべて名詞だけで一句が成立している。

まさに暗黒舞踏ならぬ暗黒俳句と言える。舞踏の肉体、俳句の言語は

総合芸術、哲学をも内包している。

芒原で2人の舞踏が繰り広げられている。

 

そんな気はさらさらないと林檎剥く    斉藤順(山紫集)
 上五、中七のさり気ない表現の中に深い想いが込められている。

俳句の究極の姿は、単純化にあることは言うまでもない。

下五に季語の〈林檎剥く〉を配することでドラマ性は加速する。

季語の選択を誤れば凡俗な作品に陥ち入ってしまう。

想像力豊かな作品で愉しい句である。

 

きばなコスモス程の意気込みならばある  鈴木紀子(龍門集)

あまつくに照らす芒となりしかな     大滝徳美(無門集)


               * * *

無門集

余生への略図は迷路夕紅葉        さとうせつ

星月夜だから来るまで待ってます     瀧洋子

十三夜仮面はずせどまだ仮面       福島ときみ

夜の霧生むマネキンの息づかひ      山加津子 
 

山紫集
赤とんぼ止まれば羽根を耳とする     篠原葦

桃すすりつつあらぬこと口走る      深沢ふさ江

風躱すための筋トレ秋の蠅        藤井杏華

草の花一分の隙も見せぬ揺れ       宮城留美子

聞きにくいことをさらりと竹の春     村木友光

臨界を越えて金木犀となる        渡辺智恵

コスモスの揺れかたいつも自己申告    池田惠

秋の夜や一話完結とはならず       後藤宣代

 

新星

原発の地を抱くかに山粧ふ        一井千恵子

 

(「紫」2017年1月号・NO.872号より)

 

菊

 

 

 


2017.01.03 Tuesday 10:10

「紫」2017年1月号・1

龍門集より

 

本名を書くこと少し夜の秋       山崎十生
爽やかや空全体が窓である
膝枕より菊枕とは言ふが


坂多き昭和ふちどる柿紅葉       若林波留美 
玄米を炊(かし)ぐ贅沢初秋刀魚


イメージは水の秋です調律師      渡辺まさる
 

 

初紅葉して湖は眠れない        鈴木紀子

 


一貌の木の実となりて叫びたり     関口晃代

 

 

蓑虫や人に告げたきことありぬ       森壽賀子

松ぼっくり

(「紫」2017年1月号・NO.872号より)

 

 

 

 

 

 

 

 


2017.01.01 Sunday 10:20

山十生です

御挨拶(「紫」1月号より)              山十生

 

 新しい年を迎えました。

会員の皆様方には旧年中は色々とお世話になりありがとうございました。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

私は昨秋に大病を患い御迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした。

二月には七〇才を迎えます。もう立派な老人です。

立派な老俳人と言われるよう頑張りたいと思います。

 

 新しい組織編成をさせて頂きました。鈴木紀子参与をはじめ、

平田かほる、藤井とし子両人には永年に亘りありがとうございました。

また新しく主宰室員となられた方も今後ともよろしくお願い申し上げます。

また。会員の皆さま方も更にご支援の程をお願い致したく存じます。

紫創刊八〇周年、九〇〇号にむけての出発の年でもあります。

個人個人の力が一つとなって「紫」は号を重ねられることは

周知の事実であります。常に前向きな姿勢で厄介きわまりない俳句に

挑み続けたいと思います。

 

 若林波留美副主宰の句集が準備中です。とても内容の濃い作品集です。

読み応えがあると思います。会員の皆さまで句集を考えられています方は

遠慮なくお申し出下さい。簡易なものから、ハードなものまで、

予算に応じて句集を刊行することができます。

積極的なアプローチをお待ちしております。

 

冬青空


2016.12.30 Friday 10:36

句会のご案内

2017年1月の句会予定 

*予定は変更になる場合があります。
 はじめてのかたは事前に事務局までご確認をお願いします。

 

1月7日(土)   土曜句会*

        午前9時 東松山市・松山市民活動センター   

 

        窓の会    
           午後1時 サウスピア(武蔵浦和) (自主句会) 

 

1月8日(日)   紫川口句会* (紫本部例会)

          午後1時 川口市立西公民館

 

1月9日(月)  さくら草句会*
         午後1時 浦和パルコ10階

 

1月10日(火)  万年青の会  
          午後1時30分 川口市立前川南公民館

1月12日(木)     をまぎ句会* 
          午後1時 さいたま市尾間木公民館 


1月14日(土)  紫さいたま句会* 
          午後1時 浦和パルコ10階13号室

         恒例の初句会です

 

1月15日(日)    虹の会  
         午後1時 越谷市立北越谷公民館

 

1月17日(火)   俳句を楽しむ会*   
          9時30分 川口市立西公民館

 

             句楽会* 
          午後1時 川口市立西公民館 

 

1月18日(水)   貴船菊の会・ さつき会*  
         午後1時 秩父市立芸術文化会館 

        今回より貴船菊の会とさつき会は一つの句会に

        統合され「ちちぶ紫の会」となります

       

         牧の会   
          午後1時 さいたま市尾間木公民館
 
        紫苑の会  
        午後1時30分 越谷市市民活動支援センター


1月21日(土)      ミューズ*
           午後1時 川口市立栄町公民館 

         めぶき句会
         午後1時 さいたま市立大宮中部公民館

1月22日(日)      むらさき西句会* 
         午前9時 川口市立西公民館

 

1月25日(水)          月光の会*
         午前9時30分 川口リリア11階

 

1月26日(木)   しらゆり俳句会* 
         午後1時30分 川口パレス3階

                          句遊会
             午後1時 さいたま市立善前公民館

 

1月28日(土)    東京むらさきの会 
         午後1時30分 台東区社会教育センター
 

その他      紫通信句会*      
         1月10日(火) 締切     作品5句(郵送)

       
*のついている句会の指導者は山崎十生主宰です
 「東京むらさき」以外の句会場はすべて埼玉県内です

お問合せ 紫の会

 

スノードロップ

 

 


2016.12.27 Tuesday 11:45

初句会のお誘い

恒例の初句会です。

当日は第33回星雲賞授与を合わせて行います。

お誘い合わせの上、多数のご出席をお待ちしております。

 

日時 1月14日(土) 午後12時50分受付開始

 

会場 浦和コミュニティーセンター・コムナーレ 13号室(浦和パルコ10階)

   JR浦和駅東口徒歩3分

 

作品 2句(未発表作品に限る) 13時20分出句締切(厳守)

 

会費 1千円

 

 

昨年の様子はこちら

 

*「お年玉」付きです!

  用意の関係上、出席ご予定の方は事前にご連絡をお願いします。

* 昼食を済ませてご参加下さい。

 

水仙

 

 

 

 

 

 

 


2016.12.23 Friday 10:35

現代俳句50則

関口比良男・現代俳句五十則 4 

 

大道無門

 

ほおづき

 

 

 

 

 


2016.12.20 Tuesday 10:34

俳句つれづれ

俳句つれづれ 第5回 「森 澄雄」

 

鳥海美智子

 

 除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり

 

 雪国に子を生んでこの深まなざし

 

 妻がゐて夜長を言へりさう思ふ

 

 木の実のごとき臍もちき死なしめき

 

 澄雄は昭和17年に応召され、ボルネオに出征し、

惨憺たる行軍から奇跡的に生還し、21年に復員した。

 昭和22年、佐賀県立鳥栖高等女学校の教師となり、

翌年同校で知り合った内田アキ子と結婚する。

 第1句集『雪櫟(ゆきくぬぎ)』のあとがきに、

「書名『雪櫟』はいま僕が住んでいる武蔵野の一隅、

北大泉の茅屋から眺められる四囲の風景からとった。

六畳一間の、しかも板間の小家に親子五人の生活を

送ってゐる」とある。

 一番苦しい時に助け合い共に過ごした妻への思いは

名句として結実した。

 澄雄は現代俳句をどのように見ていたのであろうか。

昭和42年に書かれた俳論から引用する。

 

 現代俳句が、子規の客観写生からはじまって、人間探求・

生活俳句・社会性俳句、そして今日の造形、抽象の前衛に

至るまでさまざまな論議を重ねて進展してきたのは、

それはそれとして大きな進展であろう。だが、概ね実に居て

実を行い、そのなかで「あそび」は単なる「弄び(あそび)」

と化し、そして人間探求派以来、現代俳句が尖鋭になれば

なるほど見えてきたものは、高々実生活の泣き笑いか、或いは

ヒラヒラする人間心理や意識のかけらではなかったか、という

思いが僕にはある。

 

 澄雄は近代俳句の主流である「写生」に対しても常に疑念を持ち、

師である加藤楸邨の「人間探求派」に対しても第三者の目で冷静に

見つめていた。

 「悠久の時間の中に一瞬のまたたきほどに短い一生をいとおしむ」

が澄雄の俳句である。

 

億年のなかの今生実南天

 

冬の日の海に没る音をきかんとす

 

年過ぎてしばらく水尾のごときもの

 

聞きほれて二度目はあはれ手鞠唄

 

ぼうたんの百のゆるるはゆのやうに

 

行く年や妻亡き月日重ねたる

 

 最愛の妻アキ子夫人は昭和63年に逝去、澄雄は平成

22年8月18日没。91歳であった。

 

(「紫」無門集同人)

 

南天

 

 

 

 

 


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